頑張って!
しばらく前の日曜日、あさぶで昼食をととあるレストランに入った。
おいしいと評判の店だったので以前から気になっていたのだが外観が若者向きの構えだったので入りずらくようやくといったところだった。
楽しみにしていた料理は確かにおいしく、あさぶにこんな店があるということに嬉しく思わせ、若い店主さんの意気込みを感じさせるものだった。
でもただひとつ気になることがあった。
テーブルの上にはメニューが置いてあったがそれと重ねて車で来店したお客に対しての注意書きが記された紙が挟まっていた。
僕は車で来店してはいなかったが料理が運ばれてくるまでの時間つぶしに読んでみると、ここのお店がほとほと困っていますというようなことが書き綴られていた。
店前には専用の駐車場(二台分?)はあるのだが来たお客が道路にはみ出して車を止めたり、また隣近所の他の店の駐車場に勝手に止めたりといったことがあるらしく、そのつど警察やご近所から注意を受けているということらしいのだ。
僕も店に入り席に着くなり「お車でお越しですか」と聞かれ「?」と思ったのだが、そういうことがあっての自衛策のひとつだったようだ。
食事はおいしく満足いくものだったが、そのことで何もしていないのに注意されたような感じがして少し残念に思った。
店主さんの気持ちがわからないわけでもない。というのは僕も同じような経験をしているからだ。といっても反対の立場、僕の場合は「勝手に止められる」側である。
今はコインパーキングや商業施設の立体駐車場が増えたがもともとあさぶは駐車場が少ないところで、とくに「ちょっとの用」の時に止めることができる駐車場がなかった。もちろん昔から路駐は許されていないので止めやすいところに勝手に止めて用を足すという輩が後をたたなかったのである。
僕の仕事場は五差路からほど近いところにあり専用の来客駐車場も何台分か用意してあるのだが、以前は仕事場から直接駐車場を見ることができなかったので気が付くと来客がいないのに駐車場に車が止めてあることがままあった。ひどい時には来客がないのに駐車場だけはいっぱいなんてこともあったのだ。
たぶん当時は「あさぶで簡単に車が止められるところ」のリストに陰では載っていたんじゃないかと思う。
その後建て直しもあって仕事場から駐車場が見渡せるようになったので従来からの「勝手に駐車」はなくなり余計な気を揉むことはなくなっていた。
それがしばらくして仕事場の近くに、あさぶでは珍しく行列のできるほどの人気の洋食屋が開店、今度はそこのお客の車が「勝手に駐車」されるようになった。
当時はそのお店いろいろなメディアで紹介されていたからあさぶ以外からもお客は来ていたのだと思う。当然車で来店するお客もいる。でも店には駐車場は用意されておらず近くにも時間貸しの駐車場もない。
それなら食事をするぐらいの時間ならいいだろう、じゃあ空いているからあそこに止めさせてもらおうということになるらしいのだ。「あそこ」というのはもちろんうちの駐車場。
勝手に止められていても、流行っている店だったし応援もしたかったので、それと何より隣近所でお互い商売(商売といってもうちはニュアンスがあるが)している間柄だったのでつべこべうるさく言うつもりもなかった。店主のあんちゃんも「すいませんいつも」ともあやまってくれていたしね。
でも勝手に止めていくお客には見つけるたびくちうるさくは言わせてもらった。
「止められちゃこまるんだけど!!!怒」
「スイマセ~ン」がほとんどだが驚くことに「えっ、知りませんでした」なんて言い訳するのもいてこれが一番腹が立つ。
駐車場にはどでかく「○○専用駐車場」と書かれた看板があるにもかかわらずだ。アレは看板を見ていないのではなく見た上で止めている確信犯。モラル以前の問題といえよう。
店側ももちろん頭を悩ませていたはずでその後近くに月極め駐車場を借りるようなことをしていたが他にどんな対策をとっていたかはわからない。
でもそんな腹立つことがあってもそれはごく一部の人たちなのではないかと思う。ほとんどの人はルールを守って来店してくるひとたちばかりのはずだが、そんなことを経験してしまうとどのお客にも「ルール守ってますか?」と過剰反応してしまう。
それが最初に紹介したレストランの店主さんの行動なんだろう。
でもこれはちょっともったいないし損なことだと思う。
僕が思うに一般論として世の中(駐車に関してと限定してもいいが)ルールを守る人のほうが大多数だと思う。
もちろん中にはアンモラルな人もいて困らされるだろうがそれは極少数なので無視するべきでそんな人に付き合っていたら仕事にならないし、ルールを守って来店してくるお客にとっても同じ目線で見られたのではいくら食事がおいしくても残念ながら足が遠のいてしまうかもしれない。
「ちぇっ、俺はルール守ってるのによ!」って。
メニューに挟んであった注意書きの最後に「このままでは移転・閉店もありえます」とありなおさらアンモラルな人だけに屈してそんな道を選ばないといけなくなるとなるとそんな馬鹿な話はないと思うのは僕だけだろうか。
そんな人も世の中はいるからうまく「区別」してやっていったほうがいいんじゃないかな。
たぶんそこの店主さん、まだ若いから仕事に対してとんがっている部分があるからなんだと思うけどちょっと気になったので言わせてもらいました。
移り変わりが激しいこんな街だからね~、せっかく流行っているんだからもっともっとあさぶで頑張っていって欲しいしね。
いっそのことあんな注意書きやめて店の入り口に「当店には駐車場はありません」とでっかく書いて店前の駐車場はつぶしてきれいな花壇にでもしたほうがアンモラルな人は近寄らないような気がするけど。
老婆心かな。
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